低用量ピルを服用すると太るという声が多い理由とは?

低用量ピルを服用すると太るという声が多いのは、低用量ピルの服用の影響でホルモンバランスが変化することによって生じる体質の変化が理由として挙げられます。

低用量ピルには、プロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲン(卵胞ホルモン)という女性ホルモンが配合されており、これらの働きで擬似的に妊娠しているときに近い状態をつくることで、避妊具をつけずに性行為をしたときでも妊娠する確率を限りなくゼロに近づけることができる仕組みになっています。
このため、低用量ピルを長く服用していると、女性の体内では妊娠している状態とほとんど変わらないホルモンバランスとなるため、妊娠中の女性と同じように赤ちゃんを育てるために適した身体をつくるために体質が変化してしまうというわけです。

まず、低用量ピルによる体質の変化で太る理由になりうるのは食欲増進作用です。
妊娠中は赤ちゃんを育てるためにたくさん栄養が必要なので、脳の視床下部などに働きかけて食欲を高めようとします。
これにより、普段よりも自然に食事量が増えて太りやすくなってしまうのです。
また、妊娠中は赤ちゃんを保護するために子宮の周りに脂肪を増やそうとするため、食べ過ぎるとすぐに脂肪がお腹につきやすくなる場合もあります。

このように低用量ピルを服用すると太るという声が多い理由は、服用によってホルモンバランスが変化して体重が増えやすい体質になる人が多いためですが、こうした体質の変化は個人差が大きく、すべての人の身体に起こるわけではありません。
また、食事の摂取カロリーを確認して食べ過ぎないようにしたり、ウォーキングや腹筋などの適度な運動をしたりすることで十分に太りにくい身体をつくることができるので、低用量ピルを服用中は生活習慣に気をつけることが大切です。